JEFF BECK 2004 UK TOUR REPORT

ROYAL ALBERT HALL
2004.06.23~24

 東京は32度の猛暑だったというのに、ロンドンは日中でも17度くらい。雨が降ってるのに超乾燥!どゆこと?気候差から思うとイングランドは遠い場所ですねー。でもアルバートホールの美しい姿を見るだけでも眼福なのに、先生がそこでプレイするのですから、どうしても見たいと思いました。

 まず全体的な印象ですが、ヤンハマーさん加入で全体のトーンが決まっているのかな?と思いました。特にBlueWindやLed Bootsなどはアルバムの基本に立ち返った印象でした。テンポも最近のTerryのタイムに慣れていたので、少しゆっくりに感じました。新加入のドラマー、とても若い人でしたが、私はよかったと思います。Jazz系の人でしっかり叩くけど、自分のカラーもしっかり出してきて、タレントのある人と思いました。ベースがちょっと弱かったかなぁ。。(双子みたいに顔そっくり。入れ替わってもわかんないよ、きっと!)

2日間だと、初日が凄く、凄くよかった!!

 リラックスしているんだけど、JEFFの集中力が研ぎすまされた状態で、ミスもほとんどなかったんじゃないかと…。繰り出すワザがクリエイティブで緩急の振幅が大きく、(いつも速い曲がいい時は、ゆっくりがちょっと散漫になる時があるんですけど)この日は繊細なトーンの美しいニュアンスもひと際、ほんと心に染み渡るように美しかったです。それと、会場の音が素晴らしかったです。
音抜けがよく、クリアでディレイの効いたJeffのギターの音色が円形の会場に響き渡っていました。あんな大きな会場であれほど美しくJeffの音色に合った音響を作ったクルーの人たちは素晴らしいです!。

 座席は初日、幸運にもドイツのJeffお友達がスペアチケットを持っていて、しかもアリーナの座席デザインの変更によって、フロントローの、しかもJeffの真ん前でした!
Thanks! Hurbert! 

それでAngelの前に一瞬だけ会場が明るくなった時、気がついて、やぁ来たね!って感じで手振ってくれた!!ううっ、感動!!あまりにもよい席のせいで初日がよく感じたのかな?と思ったのですが、2日目は安心しちゃったのか飛ばしたところがなかった。ちょっとベース音が聞き取りにくく、冒険を押さえて弾いてる感じだったかも…。ヤンハンマーさんも間違えていたよ〜ん(笑)

 イモージェンの衣装が(いつもだけど)もー、楽しくて可愛くて、歌もいいし、ますます好きなりました。

  SpecialGestは2日ともロニー!!"spanky hair"・Woodyでした!24日はEUROがイングランド×ポルトガルだったから、客入りもちょっと心配だったし(そんなことなかったほとんど埋まってました)、ロニーもこないのでは?と思っていたのに、友情を大切にしたねぇ!。。

RicePudding(だったと思うけど違ったらごめん)をちょろっとイントロ風に流したあと、Ron"spanky hair"Woody!!っとロニーを紹介するときのJeffの嬉しそうな顔!!あんな時のJeffは、可愛くてもー、どうしましょう!ってなってしまいます。ロニーがステージに登場するや、JEFFもロニーも中学生の男の子みたいにジャレ合って、本当に仲がいいのがよくわかった。ジーンとして涙が出そうになってました。

ロニーもストーンズにいるときより失礼ながら楽しそう。だってあそこはなかなかタフなポジションだものねー。
A Dayのアレンジ変えていた。ポールのパートを本来の感じにしてました。Stratusのアレンジがカッコ良かった〜!。あとStar Cycleはハマーオリジナルだよ〜っと感動しました。そしてLoose Cannonを入れてくれたのが個人的にはサンキュでした。

もう一人のゲストNancyはゴージャスな美貌で登場でしたが、Jeffのお友達でアルバム"JEFF"でも参加。彼とステージに立つのが夢だとどこかで語っていたと思う。彼女が歌い終わったあとのJeffが「ひゅー、やれやれ、アセッタ!」って感じで額の汗拭うしぐさで笑っていたのが地元のお誕生コンサートならでは、だったかもです。

−先生のご様子とヤンハマーさん−

 なんだかねー、Jeff先生、シェイプアップして、ますますカッコ良くなっていたよ〜〜!!髪も真っ黒じゃなくて自然な髪色に染まっていた。Jeffを見ていると、年々自分との年齢差がなくなってきてることに愕然してくるんです。ファンの私はどんどん年をとってるっていうのに、Jeffは変わらない。ガキンチョままの偉大なギタリスト。やれやれ。困っちゃうなぁ。

それと出てきたとたん、思わず吹き出しそうになってしまった!だって昨年のUSツァーの時、BBとの競演の時だけなんだかステージ衣装っぽく脇に白いスリットの入ったズボンだったんだけど、あのお衣装だった〜〜。Jeff先生の数少ない「よそ行きステージ衣装」にノミネートされた模様。
ところで、ヤン・ハマーさんはショルダー掛けの鍵盤でJeffとバトルを繰り広げるのかと思っていたら、ずーっと固定で座ったままでした。Showの後、ステージドアでJeffを待っていたら(地下からサッサと帰られちゃいました)ハマーさんは出てこられたので、声をかけて握手してもらったんですけど、まるまるしたふかふかの柔らかい手でした。お顔もまるまる、ふくふくしていて、往年の雰囲気とは全然変わってました。
Jeffが変わらなすぎ、なのでしょうけど。。



−追っかけは基本を大切に!−

 今回Jeff先生にお誕生日ギフトを用意していたのに、直接手渡し出来ませんでした〜。こんなに大きい会場だから最初から予測していたことなので初日顔見知りのクルーの方にお願いして渡してもらったのです。それはいいとして、その翌日のお誕生日当日、前日の会場入りが早かったからもうとっくに地下から入ってるんじゃないかな?と思い込んで、会場に5時過ぎ辿り着き、数分持ち場を離れていた隙に、なんと先生はタクシーで来て一人でテクテク歩いて(!)会場入りなさった…と…!!!。油断なんてもんじゃないです。なにやっとるの〜〜!と NYのTomokoさんからのお叱りの声がこだまのように聞こえたよ。とほほ。追っかけの基本、改めて肝に銘じましたです。

今回のギフトは、いつもよりマトモだったと思います。「お抹茶セット」茶筅、茶杓、お茶わん(みたいなの)お抹茶、干菓子のかわりの金平糖。お抹茶の点て方を簡単にイラスト解説しておきましたが、Green tea powder is natural food.のあとに(Warning: It's not a chemical to be snort ! )(注意:ケミカルにあらず鼻から吸い込まないこと!)を入れとけ!とN○VAのティーチャーに強く言われて一文入れときましたが…。先生、怒らないでね。ジョークのつもりですからね。

最後に今回も一緒にずっこけ道中の仲間だったちぇxさん、まぁさん、YURAさん、楽しかったねぇ。また懲りずにJeff先生の応援と追っかけの旅が出来たらいいですね!

by atsu.


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